カードの選び方・便利な使い方

 私のクレジットカードの研究からいうと、カードをうまく使うためには4つの基本原則がある。 それをきちんと押さえれば、自分でも驚くほどスマートにカードを使いこなせるようになる。
 その4つを順番にいうと、

  • 家計節約にカードを使う
  • クレジットカードは体力で選ぶ
  • 2枚で十分。メインとサブカードに分けて持つ
  • ライフスタイルに合わせて持つ

の4つだ。これを正しく守って使えば、クレジットカードはその潜在力を発揮してくれて、毎 日の生活の心強い味方になってくれる。
 私自身、クレジットカードのヘビーユーザーである。本書には、カード会社などへの取材だけ でなく、自分自身の体験に基づいた「使える」カード利用術をふんだんに盛り込んである。初め てカードを持つ人から、ゴールドカードのユーザーまで、すべてのカードホルダー(カードを持 っている人)に必ず役立つだろう。

とくに、上の4つのなかで、「カードを上手に使うと家計節約に役立つ」という点は見落とさ れがちだ。カード会員になると、市外通話割引からプロバイダー料金、家賃まで様々な所で割引 になるサービスを受けることができる。リスクなしに割引になるのだから利用しない手はないの だ。私も市外通話割引などカードをフル活用して月に2万円弱は家計を浮かせて女房にありがた がられている。こうしたサービスはもっともっと評価されていい。

クレジットカードは、もう誰でも持っている。

私かカードの研究を始めた15年前は、会社の管理職くらいしか持てなかったものだが、今では、 学生から主婦、OLまでほとんどの人が持つようになった。

現在、クレジットカードの発行枚数は、2億5000万枚にのぼるといわれる。成人一人にす ると4、5枚は持っている計算になるから、私かそう感じるのも当然だろう。

さらに、クレジットカードは、スーパーや百貨店はもちろん、高速道路、タクシー、それに宅 配便の受け取りにも使えるようになった。街角を見渡してもカードのステッカーを貼っていない 店を探すのが難しいほどだ。いよいよキャッシュレス社会が到来したといえる。

だから、クレジットカードの性質を十分に知り、その特典や仕組みをしっかり押さえておくこ とが大切なのだ。これからの社会を生きるうえでカードの知識は欠かせない。それに、クレジッ トカードの仕組みやサービスに詳しくなっておくと、いいことがいっぱいある。

カードを持つと、様々な特典やサービスを受けられるが、その内容に詳しくなっていると、2 倍のポイントが付く店を選んで利用できたり、マイル換算の早いカードを使って航空券を他人よ り早く手に入れたり、ホテル宿泊でも特別の部屋を用意させるといった芸当もできる。

海外旅行ではさらに実力が発揮できる。海外ではクレジットカードでの決済が中心だから、カ ードをスマートに使うと、買い物も宿泊もスムーズに運び、快適な旅行の思い出を残せる。

それから、これから登場してくるICカードやインターネットのeコマースといった新顔の決 済手段についてもクレジットカードに詳しければ理解が早いし、特典を活用して他人より一歩も 二歩も早く得ができる……などなど、クレジットカードに詳しくなると、いいことはいっぱいあ るのだ。

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